公立の格差って、結局は土地価格の差かと

高校は学区のトップと言われるところでした。
自分の出身中学からは自分を含めて3名程度しかその学校へ進学しなかった。

しかし、入学してみると妙に特定の中学からの進学者が多いと気づいた。
答えは簡単で、高級住宅地内にある中学校の出身者が多かったという話。

公立の小中学校の学力テストを公開するといっている自治体があるけど
結局、結果はその学校周辺の住宅価格順になったりしてね。

保護者が学校を選ぶ際の資料として開示するってことだけど、スラムの子どもが高級住宅地の学校にバスや電車乗って通って、高級住宅地の家庭が警戒するっていう構図になりそう。。

あと、公立の小中学校って歴史あるところほど、地域との関わりが密接で、地域のお祭りとか、お餅つきとかが盛んに行われているように思います。それは、そこで生活している保護者はもちろん、そこで長年生活してきた爺様や婆様が支えてくれてるのだけども、そういうのも薄まっていくのではないだろうか。私、遠いから役員できません、なんていうドキュンも出てきそうだし、実質的に無理な人も増えるだろうし。子どもを生活圏とは違う学校に行かせた場合、学校はともかく、学校周辺の地域にまで愛着を持つのは難しいと思う。実際、遠くの私立の小中学校に通うお子さんは、地域の運動会やお祭りにあまり出てこないし、かといって、学校周辺の地域のお祭りにもおそらく出てらっしゃらないでしょう。

まあ、もともと教育経費だと思って高級住宅地に住んでる人には何にもおいしくない話ですね。逆にスラムに住んでいて意欲がある人にはよいお話かもしれませんね。

しかし、私は、公立小中学校が荒れる主な原因は学力格差(≒経済格差)だと思うので、学校を自由選択制にした場合、入試などを課さないのならば、結局は学校運営が難しくなり、荒廃が進んでしまうのでは、、と思っています。

ちなみに私の通った小中学校はどちらかと言えばスラムにある学校でした。
そうですね、当時、ちゃんと授業が成り立っている学校に行けるというなら、遠かろうが喜んで行ったと思います。